若い頃にくらべて、二日酔いがつらくなってきた……これってなぜ?

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なんだか前より二日酔いがひどくなってきたなあ。前はたくさん飲んでも翌日の朝はスッキリ目覚められたのに。

二日酔いの頭痛に苦しみながらそう思ったことがある人は、少なくないかもしれない。

なぜ若い時に比べてお酒を飲めなくなったり、二日酔いがつらくなったりするのだろうか。

年齢とともにつらさを増す二日酔いやその改善法については、残念ながらまだ科学は完全に解明できてない。しかし専門家たちの間では、いくつかの学説がある。

体の中で一体何が起こっているのか。学説のいくつかを見てみよう。

学説1:肝臓中の酵素が減る

まずは、お酒が分解される仕組みからスタートしよう。

お酒は、肝臓にある酵素によって「アセトアルデヒド」という物質に分解される。アセトアルデヒドには毒性作用があり、頭痛や吐き気などを引き起こす原因となる。

このアセトアルデヒドが別の酵素によって酢酸(アセテート)に分解されて、さらに二酸化炭素や水に分解される。

つまり肝臓にある酵素が、アルコール分解を助ける。しかしこの酵素の量は、年齢を重ねるにつれて減るということがわかっている。

酵素が減ることで、若い時ほどアルコールを効率的に分解できなくなる。そうするとアセトアルデヒドは若い時より体に長く残って、むかつきや頭痛などひどい二日酔いの症状を引き起こしてしまう。

学説2:体の回復プロセスが弱まる

風邪からの回復やトレーニング後の疲れからの回復は、年齢とともに時間がかかるようになる。飲み過ぎも例外ではない

「年齢を重ねるにつれて、体の新陳代謝が変化し、神経機能が回復する能力が遅くなると考えられています」と、アメリカ国立アルコール乱用・依存症研究所のジョージ F・クーブ所長はハフポストUS版に説明する。

回復力が弱まるのは、免疫機能が老化することも原因の一つだとタイム誌は指摘する。

同誌によると、年齢とともに免疫機能が徐々に弱くなることで、若いときと同じように回復しなくなる。

学説3:ライフスタイルの変化

人生というのは、誕生日を迎えるごとに責任が増えるものだ。

若いときは、二日酔いになってもベッドで一日中ゴロゴロしていられた。だけどその時間は、次第にプロジェクトの提案や子ども遊ぶ時間にとって変わられてしまう。

それはつまり、年齢を重ねるごとに二日酔いから回復する時間が少なくなるということ。そして新たに加わった責任が、さらなる胃痛や頭痛に痛みになっている可能性がある。

学説4:薬がアルコール分解を邪魔している

年齢を重ねるにつれて、薬の量が増えた人もいるだろう。

慢性疾患、メンタルヘルスの問題、それ以外の様々な症状。そして薬の中には、アルコールとの飲み合わせが悪いものが少なくない。

抗うつ薬や血圧の薬、糖尿病の治療、時にはアレルギーの薬を服用しながらアルコールを飲むと、体に強い影響を与えることがある。

健康を害するなどのリスクが生じることもあるので、服用している薬とお酒の飲み合わせを、事前に医師に確認しておくことが大切だ。

学説5:あなたの年齢に逆らっている

最も悪酔いするリスクが高いのは29歳前後の人たち、というイギリスの調査結果がある。

理由は、29歳くらいの人はさらに若かった20歳前後の時と同じくらい飲めると思い、二日酔いが悪化する兆候があっても飲みすぎるからだ。

しかし身体の機能は20歳の時から変化しているので、二日酔いはさらにひどくなる可能性がある。

さらに、年齢とともに体が変化していることも理由の一つとして考えられる。体重や脂肪の増減は、アルコール代謝に関連してくる。

お酒を気持ちよく飲める量が減るのは、お酒好きには悲しいニュース。だけどがっかりすることばかりではない。お酒の量を少なくしても、いいことはある

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

Source: ハフポスト