男性は30分~1時間の「ちゃちゃっと家事」が主流。家事に関する調査結果

「家事は女性の仕事」といわれていた一昔前と違って、最近では家事を一通りこなす男性も増えてきました。

家事代行サービスもメジャーになってきており、夫婦間の家事分担でも「不平等感がそこまで感じられない」という人も増えているように感じますが、実際に家事に費やす時間は男女間でどのくらい違うのでしょうか。

インターネット調査を行うマイボイスコム株式会社では、家事に関する調査を敢行。1万人を超える男女の回答をもとに、現代人の家事の在り方を探ります。

男性はシンプルな作業、女性は細かい作業を担当

ゴミ置き場

Renoir / PIXTA(ピクスタ)

まず、普段行っている家事について答えてもらいました(複数回答)。すると男性の上位項目には、「ゴミだし・分別」「食品の買い物」「日用品の買い物」「風呂掃除」「食後の食器を洗い場に運ぶ」などがそれぞれ約半数を占めるという結果に。

一方、女性の上位は「食品の買い物」「洗濯物を干す」「日用品の買い物」「洗濯物をたたむ」「洗濯物をしまう」「料理、食事の支度」などがそれぞれ9割弱。洗濯物に関する項目が上位にあがりました。

調査結果

女性より男性の方が上位にきたのは「ゴミだし・分別」「風呂掃除」「掃除機をかける」など。反対に、男性より女性の方が上位にきたのは「洗濯物をたたむ」「料理、食事の支度」「台所の掃除」などです。
この違いを見てみると、男性は比較的シンプルな作業、女性は細やかさが求められる作業を多くしていることが分かります。

男女別にみた平日、休日それぞれの家事時間は?

仕事中

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

次に、平日の1日あたりの家事時間を見ていきます。

男性では「0分(平日に家事は行わない)」が2割強、「30分程度」が4割弱でした。男性の半数以上は平日に家事をまったくやらないか、やったとしても本当に短い時間になっているようです。

一方、女性は「2時間程度」「3時間程度」がボリュームゾーンです。3時間以上の人は、男性は約6%しかいませんでしたが、女性の40~50代では4~5割、女性の60~70代で6割と、女性高年代層での家事時間がとても長い傾向が見られます。この世代は時代的にも専業主婦世帯がマジョリティなので、仕方のないことなのかもしれません。

掃除

それでは休日の1日あたりの家事時間はどうでしょうか。男性では「0分(休日に家事は行わない)」が1割強と平日より低いものの、平日、休日関係なく家事を一切やらない人は一定数いるようです。
ボリュームゾーンは「30分程度」「1時間程度」で合わせて6割弱となったことから、平日も休日も30分~1時間のちゃちゃっと家事を行う男性が世代問わず多いことが分かります。

そして女性では、3時間以上が4割強でした。女性50~70代では各5割と、やはり平日、休日問わず女性高年代層では家事時間が長い傾向が見られました。

男性の3割弱が日々の家事を負担に感じている

整理整頓

nonpii / PIXTA(ピクスタ)

忙しい日々の中で、できればもっと手間をかけたいと思う家事はあるのでしょうか。

結果は全体では男女とも1位だった「室内の整理整頓」をはじめ、「料理、食事の支度」「風呂掃除」「雑巾がけ、拭き掃除」「台所の掃除」などが上位項目になりました。
また過去調査と比べても「料理、食事の支度」などは減少。スーパーのお惣菜やデリバリーの利用などで、年々これらの家事負担は減っているようです。

掃除道具

やらなくて済むならやりたくない家事がある人は全体の約65%、男性5割強、女性8割強となりました。全体では「風呂掃除」「トイレ掃除」「台所の掃除」「料理、食事の支度」「アイロンをかける」「雑巾がけ、拭き掃除」「窓拭き」などが各20%台と、掃除関連の項目が上位にあがりました。

日常の家事を負担に感じる層(「負担に感じる」「やや負担に感じる」の合計)は4割強、負担に感じない層(「負担に感じない」「あまり負担に感じない」の合計)は3割弱です。
負担に感じる層の比率は、男性が3割弱、女性が6割弱。男女差が大きい結果になったのは頷けますが、家事に参加する男性が増えたといわれる現代でも、家事を負担に感じる男性が少なくないことが分かります。

調査結果

便利家電や家事代行サービスで家事負担減少を

男性が掃除

Mills / PIXTA(ピクスタ)

最後に、家事をする時に心がけていることを聞きました。

・効率的に終わらせるために、優先順位をつけて行っている。(男性 22歳 2時間程度)
・妻ばかりにさせてストレスを溜めさせないように気をつける。(男性 40歳 30分程度)
・手をかけるところとそうではないところを分ける。(男性 72歳 4時間程度)
・毎日すべての家事をこなさなくても週・月単位で一通りこなせるように分担してる。(女性 24歳 4時間程度)
・小さい子どもがいるので、あまり丁寧にやることにこだわらず、ざっくりとだが毎日必ず掃除機をかけるようにしている。(女性 29歳 3時間程度)
・常日頃からこまめに掃除をすることであまり汚れないようにすること。(女性 36歳 30分程度)
・洗濯機はお急ぎで回したり、料理は週末に作り置きを作ったり、なるべく時短できるように工夫する。(女性 30歳 3時間程度)

作り置き

いずれの人も、効率化や時短といったことを念頭に置きつつも、時間をかけて丁寧に行う家事を取捨選択して行っていることが分かりました。

生活していれば必ず発生する家事は、仕事と違って終わりが曖昧で、また賃金が発生するものでもないので達成感も得られにくいといわれます。
すべての家事を完璧にこなそうとせず、力を抜くところは上手に抜いていくことが長く続いていく生活においては最も重要なことなのかもしれません。

また、家事分担のことで夫婦喧嘩をしたり毎日ストレスを抱えたりするくらいであれば、積極的に便利家電や家事代行サービス等を使ってできる限り家事負担を減らしていく考えを取り入れることも大切でしょう。

 

【参考】
※ 【家事に関するアンケート調査】普段行う家事で女性より男性の方が上位なのは「ゴミだし・分別」「風呂掃除」など。日常の家事を負担に感じる層は男性3割弱、女性6割弱

Source: 日刊住まい