ごみゼロ、完璧はムリ。それでも… 約1カ月間のチャレンジを終えて

ハッピー530(ごみゼロ)の日!
ついに、このごみゼロ日記も最終日を迎えた。

と同時に、偶然にも今日は同僚の誕生日。
彼女が以前「持ってない」と話していたエコバッグと、先週末にオーガニックマーケットで買ったミツロウラップをプレゼントした。

Happy Birthday!エコバッグ(左)とミツロウラップ(右)

ミツロウラップとは、サランラップの代用品として繰り返し使えるプラスチックフリーの布。布と、ミツロウやオイルなどからできている。オーストラリアの友人に「今流行ってる」と教えてもらい、私も最近使い出したアイテムだ。

 普通のサランラップ↓

普通のサランラップを使ってカバーしたサラダ

ミツロウラップを使うと↓

ミツロウラップで代用した。フルーツやおにぎりも包めるらしい。繰り返し使えて便利そうだ。

さて、この約1カ月間、様々な「ごみゼロ」チャレンジをしてきた。
マイボトルやマイバッグから始まり、マイ箸、マイストローも持ち歩くようになった。

ビーチクリーンに参加し、食品レスキューアプリも試し、専門家から話も聞いた。

長いようで短かったこの「ごみゼロ」の旅。この体験による実際の変化や気付きを振り返りたいと思う。

 

1. プラスチックの凄さを知った。

今世界では「海洋プラスチック問題」が注目され、「脱プラスチック」が謳われている。少々悪者扱いを受けている気がする。

だが考えてほしい。私たちの生活がどれだけプラスチックの恩恵を受けてきたかを。軽くて丈夫だし、形も自由に変えられる。今や私たちの生活には欠かせないものとなっている。だから「脱プラスチック」にみんな苦労しているのだ。

しかし、発展を遂げた反面で、環境的危機に面している今の私たち。

プラスチックには感謝の気持ちを込めつつ、そろそろサヨナラを告げる時(せめて使い捨て製品だけでも)が来たのかもしれない。

そして、今度はその発達した技術で、環境への負担が少なく利便性の高い素材開発が期待されている。(私は科学者ではないので、そこはプロにお任せします)

 

2. ごみが減った。

これが真の目標だったので当然かもしれないが、その中でも特に気をつけていたプラスチックごみはかなり減った。

マイボトル持参にしてから私のオフィスでのペットボトルごみはゼロだし、家族も少し気をつけてくれたせいか、家でもかなり減少した。

レジ袋も貰わなくなったので、ついにごみ袋用に溜めていた在庫が底をつき、ごみ袋を購入するまでになった。(これは複雑な気持ち)

たまに食材を余らせて廃棄してしまう事があるが、家でも外でも食べ物は残さず「MOTTAINAI」精神を意識している。

しかし、食品のパッケージを減らすのは、未だに頭を悩ませている。バルクや持ち込み容器可能なところを調べているが、かなり限られており、近所にはない為、今の所はまだ難しそうだ。

 

3. コンビニに行く回数が減った。

皆さんがコンビニに行く理由って何だろうか?
私の場合は「その場でふと立ち寄る」ことが多かった。オフィスへ行く途中や帰り道にふと「コーヒー買ってこうかな」「炭酸飲みたいな」と。

マイボトルを持ち歩くことによって、喉が渇いてもひとまず潤すことができるため、すぐにコンビニに入ることが減った。もちろん他の飲みたい事もあるので利用するが、その時はできるだけペットボトルでなく紙パック入りを選ぶようになった。

しかし、たまにチョコやグミを急に欲する事があり、その時は誘惑に勝てず、相変わらずお世話になっている。

 

4.  出費が少〜し減った。

 ペットボトル飲料を買わなくなった事、家でのランチでコンビニ弁当の代わりに家にあるものでササっと作るように変えた事、そのお陰で少しだけ出費が減った。

時間と手間的にもお弁当を作って持っていくところまでは出来ていないため、オフィスでのランチは相変わらず外食。そのため大幅な出費削減にはなっていないが、チョットだけ減った。

 

5. 今あるものを大切にし、新しいものを買うときは、2度考えるようになった。

もともとあまりこだわりのない私。それがゆえ、壊れたら、捨てる… ちょっと気になるものがあったらあまり考えず、買う… という悪循環にハマっていた。

今は、「家に置くものは、本当に好きなものだけにしたい」と思う。

もちろんそう簡単にはいかないが、「壊れたらまず直してみよう」「これ可愛いけど、本当にいるかな?」「これもういらないけど、捨てないでメルカリに出してみようかな?」と思うようになった。

 

6. 完璧はムリだと悟った。

食品ロスをレスキューしたら、使い捨て容器がゴミになったり。エコ製品をアマゾンで買ったら、無駄な梱包材や箱が増えちゃった…とか。

考え始めたらキリがなく、矛盾だらけに思えてくる。
チャレンジすればするほど、徹底するのはムリだと分かった。

今できることは、自分でできる範囲で、少しでも地球に良い選択をしていく…ひとまずそれで良いと割り切った。

 

7. 周りにちょっとだけ、変化が起きた。

これだけ毎日「ゴミゼロ日記」を掲載しても、連載半分まで来た時点で、職場でマイボトルに変わったのは私を含めて3人だけだった。

ウォーターサーバーを設置し、最終日を迎えたオフィスでは、マイボトルやマイマグ使用者はナントと6人に増えた。連載前はゼロだったことを考えると、これは素晴らしい変化だ!

マイボトルやマイマグ使用者、マイバッグ持参メンバーも増えた。

ニューヨーク出張から帰ってきた編集長からのお土産も、定番のチョコレートに、竹ストローが加わった。

編集長のライアン。ニューヨークでUberに乗って行った、リベラル系書店で買ってくださったそう。

それだけではない。日記を見た他の友達からも、「最近気をつけるようになった」というコメントや、既にごみゼロ生活を実践している人たちからの共感の声、そして何より嬉しかった、若い学生読者からの「感銘を受けて、私もやってみようと思った」というメッセージもあった。

次世代を担う若者からメッセージは「連載をやって良かった」と心底思わせてくれた。

この1カ月弱のチャレンジは、私自身にはもちろん大きな変化やきっかけをくれた。そして、この連載を読んで少しでも環境に興味を持ってくれた人がいれば、それほど嬉しいことはない。 

ちなみに「ペットボトルのドリンクを飲まなくなって体が引き締まった」とか「ゴミが減って体もデトックスされた」などの美容効果は今のところ残念ながら見られなかった。(がっかり) 

ーーーーー

この日記はひとまず終わるが、私はこれからもごみゼロにチャレンジしていく。

私は明日もマイボトルを持って出勤するつもりだし、週末の買い物にもマイバッグを持っていくだろう。

そして、次に洋服を買う時は、ショップより先にメルカリをチェックしてみようと思う。

それが少しでも、地球、そして私たちの未来のためになると信じて…。

【 fin 】

 

◇◇◇

ハフポスト日本版で働く私は、5月30日(ごみゼロの日)に向けて、ゴミ削減生活を始めました。様々なチャレンジや失敗を皆さんと共有していきます。皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?

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Source: ハフポスト