妹島和世さん監修で話題の新型特急「Laview(ラビュー)」試乗会に参加してきました!

現在、西武鉄道が運行している「ニューレッドアロー」以来、25年ぶりに登場する新型特急車両「Laview(ラビュー)」をご存じですか?

明日、3月16 日(土)から営業運転がスタートします。

監修を手掛けたのは、金沢21世紀美術を手掛けたことでも知られる建築家ユニット・SANAAの妹島和世さん。

デザインコーデネーションやグラフィックまわりは建築家の棚瀬純孝さん、テキスタイルは安東陽子さん、照明は豊久将三さんという豪華なラインナップ。

「Laview(ラビュー)」はまさに「動く建築」!

「Laview(ラビュー)」

西武球場前駅から清瀬駅で折り返し、再度西武球場前駅まで戻る約1時間の試乗会に参加してきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

当日は車内で建築家の棚瀬純孝さんに直接お話を伺うこともでき、またとない機会となりました。

「Laview(ラビュー)」

過去にも建築家が設計を手がけた電車はありましたが、今回の「Laview(ラビュー)」はその中でも特に建築家ならではの表現ができていて、まさに建築家が設計した「動く建築」だと感じました。

建築家ならではの細かいギミックがきいていて、すごい!としか言えない凝ったディテールは圧巻でした。

外観は流線型が特徴的なボディ。その中でもとくに先端部分を横から見ると、完全な曲線美のデザインです。

今までモビリティでここまでの曲線をみたことがありません。

「Laview(ラビュー)」

また、「Laview(ラビュー)」の外観はアルミボディで設計されていて、高度なレーザー溶接技術や特殊な複層塗装を施し、数センチの距離まで近づくことで鏡のように写り込むように作られている。

「Laview(ラビュー)」

このディテールへのこだわりこそ、まさに建築家としての仕事だと感じました。

 

高度な技術で居住性を高めた車内は静かで快適!

「Laview(ラビュー)」車内のインテリアは、温かみがあるイエローが基調で、旅の始まりを盛り上げるわくわくするようなデザイン。

また、座ると視界を一切遮らない縦1350mm×横1580mmの大型窓ガラスを採用し、外部との一体感をより強く感じられると共に、開放感を感じられる設計になっています。

「Laview(ラビュー)」

また窓面には、等間隔のドットのグラデーションが配置されていて、外壁と窓がシームレスに見えることで美しさを引き立てています。

またドットは光が入ることでキラキラと光るような遊び心ある施しもされています。

「Laview(ラビュー)」
電車に乗り込み少しすると電車が出発しました。まず驚いたのが、電車の静寂性。

在来線の線路を利用した列車の場合、どうしても揺れやガタンゴトンという音などが気になります。

この「Laview(ラビュー)」はそのような揺れや音が気にならないのです。サスペンションなどにより、極力そのような揺れを吸収できる仕組みとなっています。

「Laview(ラビュー)」

また広い室内空間を確保するために外皮を薄くする、静音性を保つために厚くする、という相反する課題に対して設計の技術で見事に解答を導き出しています。

また、シャープさを出すための窓のフレーム周りの納め方などにも建築の経験が生かされていると感じました。

「Laview(ラビュー)」

 

車内はまるで「くつろげるリビング」

「Laview(ラビュー)」に乗ってしばらくして気づいたのは、まるでリビングのような錯覚に陥ること。

親しみやすい色使いだけでなく、インテリアにも曲線的なデザインが採用されていることや、座席には柔らかな雰囲気を醸し出すパイル生地が使われていることなどによって、まるでリビングのソファでおしゃべりをしている様にリラックスできました。

これだけ大きい窓なので、ホームの人々の視線が気になるかなと不安でしたが、全く気になりませんでした。

前述のドットのグラデーションの効果なのかもしれません。

「Laview(ラビュー)」
また照明も外気や時間に合わせて色が変わる仕組みとなっているなど、様々なところに寛ぐためのデザインが設えられていました。

「Laview(ラビュー)」

建築家の思い感じることのできる特急車両「Laview(ラビュー)」は、今までにない新しい価値を生み出すモビリティーアーキテクチャーであり、乗車することでその価値観を感じられると思います。

「Laview(ラビュー)」

明日、3月16日より運行開始されますので、ぜひこの機会に皆さんも「動く建築」を感じてみてはいかがでしょうか。

※参考  西武鉄道

※写真提供(一部) 東京建築女子

Source: 日刊住まい