絵本作家32人の震災をめぐる本『あの日からの或る日の絵とことば』

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今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『あの日からの或る日の絵とことば』

荒井良二、植田真、及川賢治、町田尚子、ミロコマチコ、ヨシタケシンスケら子どもの本に携わる作家たちによる東日本大震災をめぐる本、新刊です。2011年3月11日の記憶とそれからの日々を描いた絵と言葉が胸に強く迫ります。


あの日からの或る日の絵とことば
出版社:創元社

震災の直後、加藤休ミさんはあんぱんと牛乳を買った。当時手伝いをしていた学童に子どもたちの無事を確かめに行った帰りのことでした。「あ〜、あんぱんと牛乳食べたいわ」と声に出して言うほど食べたくて、だけどその夜はもう怖くて一人では過ごせなかった。

震災の夜、猫と暮らす樋口桂絵さんの家には「赤い光」がありました。それは、その日の夕方、実家のお父さんが届けてくれた反射式の灯油ストーブでした。真っ暗な部屋のたったひとつの灯り、「赤々と熱された網目」を樋口さんはひとりじっと見つめていました。

震災のことを考えるたびに弱かった子どもの頃に戻ってしまうという及川賢治さん。動物の絵を描くミロコマチコさんは、あの日以来、絵を一枚描くことに、生きることについて深く考えるようになったそうです。あの日の記憶とそれからの日々のこと。子どもの本を作る作家たちがそれぞれ震災とどのように向き合い、物語を紡いでいこうとしているのかが切実に伝わってきます。

一度見たら忘れられない絵。本を閉じたそばからまた開きたくなる。温かいストーブの灯りを、走り回る子どもや動物の声を、何度も感じたくなります。

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

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Source: 朝時間.jp