ビルトイン食器洗浄機、床暖房、浴室のミストサウナなど、モデルルーム巡りをしていると様々な設備機器を目にし、夢がどんどんふくらみますね。
そして実際に家を建てる段階になると、思い描く理想の生活スタイルや譲れない条件などを検討し、様々な設備機器の中から取捨選択する必要があります。
筆者もよくよく考えて設備機器を設置したつもりでしたが、なかには考えが至らなく結局使っていないものも……。
設置して良かった3つのアイテムと、意外にも使い勝手が悪く工夫が必要だったものについてをご紹介します。
1.「浴室暖房乾燥機」
梅雨時や花粉の季節など、外に洗濯物を干せないときは浴室内に干して乾かしています。
浴室暖房乾燥機は、干したまま乾燥させるので衣類がシワにならないところも気に入っています。
2.「ホスクリーン」
地味な設備機器ではありますが、ホスクリーンがないと洗濯物を干せない!と思うほど筆者宅では貴重な存在です。
旧居ではカーテンレールにピンチハンガーを掛けて洗濯物を干していましたが、今の家はカーテンレールがなくピンチハンガーを掛ける場所が見当たりません。
ハウスメーカーの担当者に勧められて採用したホスクリーンは設置して大正解でした。
ポールの取り外しも簡単にできます。
現在の住宅は窓が大きい傾向にあり、カーテンレールにピンチハンガーを掛けて干すという方法が難しい場合が多いです。
ホスクリーンがあると無いとでは大違いなので自信を持ってお勧めします。
3.「ガスファンヒーター」
以前は石油ファンヒーターを使っていましたが、灯油の補充や保管が大変なため、家を建てる際にガスファンヒーターが使えるようガス栓を設置してもらいました。
ガスファンヒーターはなんといっても点火が早く、約5秒で温風が出るのですぐに部屋が暖かくなります。
筆者宅は2階リビングでリビング階段のため、ドアを開けておくと3階居室まで暖まり、冬場の暖房はほぼこのガスファンヒーター1台で賄っています。
ガス栓は条件が整えば既存の住宅にも設置可能ですので、気になる方は調べてみてくださいね。
「ロールスクリーン」は我が家では微妙だった…
筆者宅は2階リビングでリビング階段のため、下からは冷気があがってきて、上に暖気が逃げてしまうということで階段に「ロールスクリーン」を設置しました。
しかし、このロールスクリーンをおろしてしまうと下からの冷気は遮断できるのですが、暖めたい3階に暖気が行かなくなってしまいます。
そのため、ほとんどおろすことがなく使っていない状況です。
今考えると、冷気をシャットダウンしたい1階から2階の階段部分をふさぐ半分サイズのロールスクリーンを設置すれば良かったのですが、家を建てている最中はそこまで考えが及びませんでした。
家は住んでみないとわからない事も多いですが、少しでも満足のいく設備機器を取り付けたいですよね。
筆者宅の経験がご参考になりましたら嬉しいです。
Source: 日刊住まい