箱根駅伝「関東以外出身の選手が7割」でも関東の大学しか出場できない理由 青学・原監督は全国開放訴え

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新年の風物詩、箱根駅伝。

普段は陸上競技に注目をしていない人々も含め、全国のファンがテレビに釘付けになり、視聴率も例年25%以上を誇る学生スポーツ最大級のイベントだ。しかし、実は関東の大学しか出場できない事実は、あまり知られていないかもしれない。

その理由は、箱根駅伝は主催者が関東学連(関東学生陸上競技連盟)だからだ。そのため、出場校の資格は、関東学連の加盟校(1都7県の大学・大学院・短大・高専)に限られている。

1920年に始まった箱根駅伝は、1987年(第63回大会)に日本テレビが生中継をスタートさせた。すると、地方大会でありながら人気が急上昇。

これに対抗して、日本学生陸上競技連合が主催し、全国の大学などが出場できる大会として創設されたのが、全日本大学駅伝や、出雲駅伝だ。

しかし日本一を争う「格の高い」大会でありながら、知名度は箱根に劣っているのが現状だ。

3つの大会をあわせて「三大大学駅伝」と称され、すべてに優勝した学校が「三冠獲得」などと称されるが、実は地方大会である箱根が加わっているため、関東以外の大学が「三冠」を捕ることが不可能といった問題も生じている。

箱根への出場を夢見て、有力選手が関東の大学に集中するなどの一極集中現象も起こっている。

一方で、2017年には学連の複数の関係者が、箱根駅伝の全国化を検討していると日刊スポーツによって報じられたこともあった。

検討されているのは100回目の記念大会となる2024年での実施だといい、開催を検討する理由は「夏の甲子園と並び、学生スポーツ界で最大級の注目と知名度でありながら、事実上は大学の関東大会だった。それを疑問視する声もあった」としている。

箱根駅伝で4連覇を達成した青山学院大陸上部の原晋監督は、スポーツを産業化し陸上競技をより活性化させるとの観点から、箱根駅伝を全国化すべきだと積極的に提言している。

2018年2月に日本記者クラブで行われた記者会見で、原監督は以下の2つのデータを提示。

・陸上・5000メートルの自己ベストタイム上位100人のうち、関東の大学に進学したのが87.4%(2012〜16年度大学入学者)

・第93回箱根駅伝に出場した20大学の選手の出身地は、関東以外が68.8%

「若者が地方から東京へ来て、東京で就職をする。ますます地方が疲弊してくる。地元の大学で箱根駅伝を走れることが、地方活性のほんのわずかかもしれないけど一つの施策」などと語った。

Source: ハフポスト