キュアアンフィニ・若宮アンリ役の染谷俊之「まさかプリキュアになる日が来るなんて」

キュアアンフィニに変身した若宮アンリ

12月2日は、プリキュア史上に残る驚きの回となった。

HUGっと!プリキュア第42話「 エールの交換!これが私の応援だ!!」で、男の子のプリキュア・キュアアンフィニが登場したのだ。

放送終了後、キュアアンフィニに変身した若宮アンリ役の声優を務める染谷俊之さんはTwitterを更新。「まさかプリキュアになる日が来るなんて、夢にも思いませんでした」とつづった。

https://platform.twitter.com/widgets.js

ファンからは「泣いてしまいました」「『男の子はプリキュアになれない』というこの偏見まみれの世の中をあなたは変えた‼︎素晴らしい‼︎」「素敵なお話でした」とコメントが続いた。

「なんでも、できる なんでも、なれる…‼️」

男の子のプリキュアが誕生したはぐプリでは、もう一人の立役者がいる。

アンリも、スーパーヒーローのようにずっと「自分らしさ」を押し出して、明るい正義を押し通してきた人間ではない。プリキュア誕生の影には、彼の理解者となった愛崎正人の存在が重要だった。

アンリの理解者になった愛崎正人

「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」といった固定観念に囚われ、以前はアンリを敵視していた正人。

しかし、ジェンダーレスなアンリや、「大人しく守られる女の子」ではなくエレキギターを愛する活発な妹えみるなど、自分とは違う価値観を持つ人間に触れ、少しずつ自分を愛することを理解し始めた。

第33話では、美しい姿であることを周囲からも求められ、真綿で首を絞められるようなプレッシャーが、徐々にアンリの心をむしばんでいた。アンリはえみるに「生きづらい時代だね。みんな他人のことを気にしてる。一人になれば、何も気にしないで済むのかな」と漏らす。

自分らしさを求めつつ、周囲の目線に縛られる若宮アンリ

フィギュアスケートの試合でも「自分らしくありたい」と願いながら「勝ち続けること」に縛られていたアンリ。そんな「一人」の殻に閉じこもろうとするアンリに、正人は「君ならできる」とそっと手をつなぎ、背中を押す。

分かり合えない人だらけの世の中でも、誰か1人が自分を理解してくれる。それだけで人は立っていられるのだ。

そんな正人の存在が、闇に落ちそうになったアンリに光を差し、フランス語で「無限大」という意味をあらわすキュア「アンフィニ」が誕生するきっかけになっている。

正人役の霜月紫さんも、キュアアンフィニが誕生した第42話の放送後、Twitterで「なんでも、できる なんでも、なれる…!!」とつぶやいた。

https://platform.twitter.com/widgets.js

いままで、プリキュアになった男の人はいなかったの?

初の男の子プリキュアと話題をかっさらったはぐプリ。ただ、いままでのプリキュアシリーズで男の人がプリキュアに変身する、という描写は少なからずあった。

しかし、いままで出ていた男の人が変身するプリキュアというシーンは、ネタとして単発的に扱われていたのだ。

例えば、スマイルプリキュア!(2012~2013年)では、ゲスト出演したお笑いコンビFUJIWARAの原西孝幸さんが、ステージ上で変身しようとして出来ずに突っ込まれる場面がある。

続くドキドキ!プリキュア(2013~2014年)では、キュアロゼッタこと四葉財閥のお嬢様・四葉ありすの執事セバスチャンがありすを助けるために「人口コミューン」で変身し、テスト実戦では「プリキュア!…セバスチャンアタック!」と叫ぶシーンが登場。

ドキドキ!プリキュアに登場する四葉財閥の筆頭執事セバスチャン

いずれも正面から「男でもプリキュアになれる」というメッセージ性が含まれているわけではなかった。


Source: ハフポスト