確認申請の審査が終わるまでの間、私たちは住宅設備メーカーのショールームへたびたび足を運び、見積もりを作ってもらっては検討することを繰り返していました。
直感的に選んだものもあれば、じっくり見て考えて選んだものもあります。
今回は、選んでよかった住宅設備、使い始めて知った不便さについて、説明します。
タンクレストイレは掃除のしやすさも魅力
家を建てるときが来たら、トイレは絶対にタンクレスにすると決めていました。
どのメーカーのトイレにもいい点があり、機能や性能を比べてどれを選ぼうか正直とても悩みました。
そこで、重視したのはデザイン。最も好きだと思い、選んだのはTOTOのネオレストでした。
私が特に気に入ったのが、ネオレストのロゴの形や配置、色の美しさ。
そして、操作パネルのデザインがスッキリしていた点でした。
といっても予算には限りがあります。
1階のトイレはタンクレスにしましたが、2階のトイレはタンクありを選択。
1階のトイレスペースはさほど広くとれなかったので、省スペースなタンクレスにして正解でした。
2階のトイレスペースは余裕を持って大きくとることができたので、タンクありでも問題ありませんでした。
ネオレストを実際に使ってみて感じているのは、縁部分の掃除がとても楽チンだということ。
温水便座そのものもわずかに上へと持ち上げることができるので、陶器と便座の間の掃除もちゃんとできます。
使用する洗剤を選ばなくていいのは陶器製のトイレならでは。
何より、お気に入りのアイテムは手入れも掃除も楽しくて、選んでよかったと思っています。
浴室乾燥機はつけて大正解!
ユニットバスはクリナップ製。ショールームへ何度も足を運び、検討に検討を重ね、yuasis(ユアシス)を選びました。
絶対につけたかったのは、オプションの浴室換気乾燥暖房。
ヒートショックが心配だったので、冬場の暖房機能は魅力的。
それ以上に、今の暮らしの中で必要性を強く感じていたのが衣類乾燥機能でした。
息子が通う小学校では、登校後、体操着に着替えて生活します。
現状、我が家では2着を着まわしているので、毎日の洗濯が欠かせません。
だから、雨の日だったり、息子が前日に出し忘れてしまうなどして洗いそびれてしまうと「体操着がない!」と大騒ぎ。
でも、これがあれば、前夜に洗っても2時間の乾燥ですっかり乾いてしまうので大助かりです。
水栓は丸みのあるものにすれば良かったかも…
最後に、ちょっぴり後悔している設備について書きたいと思います。
家事の中で最も苦手なのが掃除。だから、凹凸が多く、壁との隙間をパッキンで埋めて設置する洗面台は使いたくないと当初から考えていました。
ですので、白い陶器の、四角くて大きな洗面器を取り付けたシンプルな洗面台を希望しました。
トイレと同じTOTO製の洗面器も水栓も、スクエアな形状が私好みだと思い選びましたが、暮らし始めてから、丸みを帯びたフォルムのものにすればよかったとちょっぴり後悔。
掃除をしてピカピカに磨き上げた水栓。最後に手を洗って水を止めると……、
わずかに水が残ります。フラットな形状だから残った水はずっとそこに留まります。
何度も使ううち、夕方にはこの有様。水分が蒸発して、水跡が残ります。
これが丸い水栓だったら、水は滴り落ちるから、幾分マシだったのではないかと想像します。
好きなカタチだから掃除したり磨くのも楽しいですが、毎日となると苦行のように感じられる日もありまして、もうちょっと考えればよかったなぁと思うところです。
Source: 日刊住まい